・ウサギ・ハムスター・モルモット等小動物の診療に力を入れています。
ウサギやハムスター、モルモットは犬猫よりも弱くとてもデリケートな生き物です。
最近は住宅事情もあり、飼育数もずっと増えてきました。
犬猫の診療の片手間にするのではなく、ウサギ・ハムスター・モルモット等小動物に最適な診療を心がけ、日々勉強に励んでいます。
また、当院では専用の待合室と診察室を設置しており、病院で受けるストレスの軽減をはかるようにしています。
病気の治療はもちろん、飼育のことや病気予防の啓発にも力を入れています。
・小動物診療の実際について
犬・猫以外の小動物ペットはひとまとめにしてエキゾチックペットと言われます。
今の日本では、ウサギやハムスターを代表として様々な小動物がペットとして飼育されています。中には本来日本にはいない・日本の気候には合わない小動物も飼われているのが現状です。
また、そういった小動物についてはその生態や医療についてほとんど分かっていないことも多いです。それ故に病気になった時は治療が手探りになる事もよくあります。
昔から実験動物や家畜として人間とのかかわりが多いウサギやモルモットなどは、色々わかっているのではないかと思う人もいるかもしれませんが、実は分からないことが多いのです。
何故か。実験動物や家畜というのは老齢まで生かされることは、まずありません。若くて元気の良いころの生態やデータはある程度ありますが、病気が増えてくる老齢時期の生態やデータというのが殆ど無いのです。
これらの実情により、ペットとして小動物が多く飼われることになってきたにもかかわらず、医療が追い付いていないという事態になっています。
その中で、小動物の医療を少しでも良いものにしていこうと、全国の小動物の診療をしている獣医師が集まり、それぞれの診療経験やデータを持ち寄り発表会や検討会、勉強会をしています。
その中の一つの団体に「エキゾチックペット研究会」というものがあります。
私自身その会員として参加し、他の獣医師が経験したことの情報を集め、自分の経験したことを他の獣医師にも役立ててもらうために情報提供をしています。
エキゾチックペットの診療をしていると、思いもかけないようなそして見たこともないような病気や状況に出会うこともよくあります。
そのような時は自分の力だけでなく多くの仲間の先生の助力を得ながら、少しでも良い医療を提供できるよう心がけています。
・鳥類、魚類、無脊椎動物の診療について
これらのペットについては当院では診療対象外となりますのでご了承ください。
なお、これらの話の内容は、私が普段の診察の中で飼い主さんにお話ししている内容と同じです。
老齢になってくると雌ウサギは生殖器系の病気になる可能性がかなり高いのです。それを防ぐためにはどうすればよいのか。その考え方や実際の症状などを解説します。
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食餌について
ウサギには何を食べさせれば良いのか?ペットショップへ行くとかなりの種類のペレットやオヤツが並んでいます。全部把握するのは不可能なくらいありますが、大切なのはウサギが本来食べていたものを食べさせるということを基本に考えていくのが重要です。そのあたりを解説していきます。
飼育ケージは何が良い?
ハムスターのケージは可愛いケージがいっぱい売っています。ケージ内に置く小物も、ドールハウスを作るかのような凝ったものが多く売られています。タイプも、水槽タイプや金網ケージタイプなどがあります。ケージを選ぶときにどういったことを注意すればよいのか、ポイントを解説します。
食餌について
ハムスターにはどんな食餌が良いのか。ヒマワリの種って答えた人はテレビの見すぎです。ハムスター本来の食べ物は何かを考えて、できるだけバランスの良い食餌について解説します。
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